研究室機材の取り扱いについて

[ポリシー]

中川研での研究制作のスタンスは“XR等の新規メディアテクノロジーを用いて、そのメディウム・スペシフィシティ(媒体の固有性)に着目しながら新しい芸術体験を構成的に検討し導き出す”というものです。
そのため、メンバーそれぞれが新規メディアとのエンゲージメントを築きやすいよう、メンバーのテーマに応じて何らかの機材を専有的に貸し出すようにしています。
そして、それらの機材は学内外から競争的に取得した研究費によって購入したものです。研究費や機材は湯水の如く湧いてはきません。また、専有的に貸し出す機材は次の年度は後輩たちが使います
そういった背景を十分ご理解の上、借用した機材やゼミ室共有機材は責任を持って丁寧に扱うように心がけてください
ある企業の役員が「機材の扱い方一つでその人の素質が見えてくる」と言っています。是非、大学時代にそういった姿勢を身につけて社会に出て信頼される人間になってください。社会は信頼によってできていると社会システム理論のN. ルーマンが言っていますが、このことは情報環境がどんなに高度に発達しても私たちが人間として生きる上では必須なのだと思います。

 

[ルール・お願い]

  • 機材は扱ってるとたまに破損してしまったりします。これは物なので仕方ないことだと思います。万が一,借用機材を紛失・破損した場合は正直に申し出てください。機材は大学によって管理されているので、盗難や紛失の場合は警察に届け出る等の手続きが必要となります。また、大学の保険が適用される場合もあります。丁寧に扱っていても壊れてしまうケースもありますので、悪質と判断される場合以外は穏便な対応に努めたいと思っています。ただし、どう考えても使用者側に非が認められる場合は弁償してもらうこともあります。
  • もし借用した機材が壊れてしまった場合は,借用者が責任を持って修理依頼をします。1期生よりこのルールを適用しきており、機材の故障で修理依頼をやってもらったケースは何度かあります。
  • 中川研のすべての機材について(専有的に貸し出している機材も含めて)、芸工祭や卓展等の研究室の研究活動と関係のない場で使用することは不可としています。これは貸し出し時に破損・紛失・データの盗難等の可能性があるためです。そういった可能性と二次的に起こりうる研究活動の停滞を担保できるだけの機材や補償システムがないためです。

 

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