Seeing from Things

 

太田拓, 早野楓香, 富石鈴華

大量消費社会において、消費者から忘れ去られたものや廃棄されるものが見る情景を、ものの視点から体験できるVR作品。本作を通してVR映像作品におけるトランジション表現を用いたストーリーテリング手法の提案を行う。Structure sensor(Occipital)で3Dスキャンしたオブジェクトを、TouchDesignerに取り込みモーフィング技法を用いて全天球実写映像と連結させている。3Dオブジェクトを全天球映像の内部の要素として配置し、全天球映像にモーフィングさせることで、作品のストーリーと絡めて複数の全天球映像を展開/接続(トランジション)していく方法を検討した。
本作のテーマは「大量消費」である。「消費の自由(好きに買い、好きに捨てる)」について、身体を離れた状況から思索・再考する場の構築を目指した。

Derivative Touch Designer
, HTC Vive(VRデバイス), 
Samsung Galaxy Gear360(全天球カメラ), 
Structure Sensor(3Dスキャナー), 
Autodesk MeshMixer

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